チャーリーには悪いけど、もうすでにこの時点で僕はすっかり授業にも飽きてしまっていた。



と、相変わらず舟漕ぎを続けていた悠の頬杖をついていた肘ががくっと、落ちた。





一瞬、びくっとする悠。





そしてすぐ状況を理解したんだろう。


僕からでも分かるくらい耳が真っ赤だ。



きっとその見えない顔も恥ずかしさで真っ赤なんだろうな。





僕は吹き出しそうなのを必死でこらえてもう一度ペンを握り直す。


悠は今のですっかり目が覚めたみたいでまた忙しそうにペンを走らせてる。





うん、チャーリーの睡眠効果は実績済みだ。





end