「ねぇねぇ、部活どーする?」

「女子力あげたいからぁ〜家庭科部!」
「サッカー部だろ」

中学に中学してから1ヶ月___。
クラスでは部活の話題でもちきりだ。

「ゆめかは何にするの?」

私は……正直この話題にうんざりしている。

「えー……入らなくていいやー。めんどくさい。」
「ありえないっ!青春しなくてどーすんのっ!」

みなみが信じられないといったような目で見てくる。
みなみは小学校のときからのおさななじみで、昔から仲が良い。
面倒見が良く、なにかと頼れる存在だ。

そのとき、
「おーい、東雲、日直だぞー」
と先生に呼ばれた。
「あっ、やば!」
急いで職員室にむかったが、内面みなみからうまく逃げられてほっとしていた。

始業のチャイムが鳴った。
急がないと。そう思ってせまい廊下を走り出した。