──3分後
「えぇ!?」
「まぢかよ」
「うん」
「あの生徒会長、寧々の初恋の人なの!?」
「そんで告白できず終わってしまったわけだ」
「そうなの」
てゆーか中学の頃、引っ越したのになんで高校同じなの!?
ここの学校中学と高校、エスカレーター式なのに!
「てかお前、1年の頃からあいついたのに気付かなかったのかよ」
「そ、そうみたい…」
「さすが寧々」
「あーあ。あたし生徒会入ろうと思ってたのにー」
成績を少しでもあげとかないとって。
あたしばかだし。
「入りなよ!」
「へ?」
予想外の言葉に目を丸くする。
「生徒会長と距離を縮めるチャンスよ!」
「どうしよう」
あたし1人で大丈夫かなあ
でも城川くんとの距離ちぢめたい。
「あたし決めた!生徒会入る!」
やっぱり諦めきれないよ。
あたしの大切な初恋だもん。
「なら俺も入る」
「え?でも迷惑じゃ…」
「なら佳奈も!寧々となら頑張れる!」
「佳奈まで…」
あたしの都合でほんとにいいのかな?
「別にお前のためじゃねぇから。勘違いすんなよ」
「本当素直じゃない奴。佳奈は寧々のためだからね?」
「2人ともありがとう!あたし頑張る!」
「1週間後選挙だから頑張ろうね!」
「うん!」
あたし本当にいい友達持った!
2人のためにも頑張らなくちゃ!