ろ う そ く


「どーする?家寄って行く?
どうせこれから何にもないから。」


「うん。」


少しでも長く裕史の隣りに居たかった。


たぶん、それが恋やと思う。



家に入って、裕史の部屋に入るなり、裕史は私の唇に自分の唇を押し付けた。


きっと私の顔は茹でだこよりも赤くなってた。



「…どうしたん…?」


「なんとなく。
あの日思い出してん。」


「あの日っていつ?」


「初めて、その…チュー?…した日。」


恥ずかしそうに言うところが、裕史らしくて可愛かった。