ろ う そ く



「あのさぁ…」


裕史が何か言おうとした。


「何?」


「やっぱ何もない。」


裕史は恥ずかしそうに俯いた。


でもなんとなく、裕史の言いたい事がわかったような気がした。


「はぁー。
何もする事ないなあ…」


「うん‥。」



裕史の家に会いに来ても、昔みたいに金本や絢音がいないとする事がない。



裕史の顔を見てると、すごく愛しくなった。


私は、裕史の唇に自分の唇を重ねた。



私の‥精一杯の愛情表現。