ろ う そ く


遅くなるまで遊んで、お母さんに怒られたり、

毎日遊んでばっかで、成績が落ちてしまったり、

授業中に武山と話してて、先生に注意されたり。



それでも私は武山と居るのが楽しかった。



こんな幸せが当たり前になってた。



武山が私のそばに居るのは当たり前で、私が武山のそばに居るのは当たり前で、

これからもずっとずっとずーっと、当たり前が続くと思い込んでた。