妄想ヘキ


「おー..長谷川、遅刻だぞ」

今日も遅刻..

「すみません...」

教室のドアを開ける

「奈央おはよー!!」

「今日ノート写させて!」

「ねぇ聞いてよ〜」

そこには沢山の友人

「はいはい!とりあえず席に着くから待ってよ」

「..い..おい...」

「え?」

「そこに突っ立ってないでもらえる?邪魔」

「あ、ごめんなさい」

感じ悪いやつ。出たよ一匹狼気取ってる

えーと名前は、『夏野 海』

イケメンと言われる顔だが、性格がなぁ…
また妄想邪魔されちゃったよ。

「奈央!遅刻しすぎじゃない?」

「麻耶!いや〜ついつい妄想しちゃって..」

「妄想?まぁ夢があっていいんじゃない?」

「夢じゃない!!私にとっては現実なの!」

麻耶が苦笑いをする。周りも。
「妄想現実ってやばくない?」
「独り言多いよね」
「きも〜w」
「現実見ろよ」

聞きたくない言葉が次から次へと、だから妄想するんだよ