過去の悲しい出来事を思い出していたら、自然と私の目からは透明のなにかが落ちてきた。
ポタッ
ポタッ
一滴、また一滴と流れ出して、止まらない涙がカーペットの上にこぼれ落ちる。
この涙を止められる人は誰一人いない、私は思った。この止まらない涙は死んだお母さん、お婆ちゃんが原因なのか、それともまた離れてしまったお父さんが原因なのか、冷静さを失った私には分かるはずなかった。
お母さんとおばあちゃんを殺した犯人だってまだ捕まっていない。
だからこそ怖くなるときがある。次は自分なんじゃないかって……
まあでも今はカンニング事件に集中しなきゃいけないことを思い出して、とりあえずこの頃色々と忙しくて書けなかった日記を書くことにした。
[花巻に散々暴言を吐かれました。もうメンタルの弱い私は壊れてしまいそうですが、せめてカンニング事件が終わるまでは、責任を持って自分の仕事を全うしようと思います。これが終わったら、色々と考えて、やめるかもしれません。
いやー!それにしても不破椿がなにも言ってくれなくて、大変です。ラストミッションになるかもしれないので頑張ります。]



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.797/img/book/genre1.png)