「結局、なんの情報も得られなかったなぁ… 」
私は不破さん、疑われている張本人からなにも聞けなかったのがすごくショックだった…
『どーしたの、華?そんな険しい顔して!』
この声も最初はビクンと震えていたのに、もうこの声にも聞き慣れてきた。
「智也〜、思うようにいかなくてさ。」
『えぇ〜、不破さん、華にもなにも言ってくれなかったの?女子は女子になら、言ってくれると思ったんだけどなあ…… 』
智也は手を顎に当てて、次の手段を考えていた。
『じゃあもうこうなったら、不破さん本人には聞かずに証拠を掴むしかないよ。あの人はなにを言っても答えてくれなさそうだし。』
智也の言う通り、それが一番なのかもしれない… そう思い智也に意見に賛成と頷いた。
『こっちもあんま進んでないけど、応援してるから頑張ってねぇー!』
性格はいいよね……
廊下を駆けながら、こっちを振り返って手をヒラヒラ〜と振っていた智也を見て思った。
そのまま花巻がいると思われる場所に向かっていった。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.799/img/book/genre1.png)