『なんですか、何か用があるんですか?
正直言って最近、問題撲滅委員会とかいう変な委員会のせいで、目立っているあなたという人に呼び出されるのはすごく迷惑なんですけど。私の評判も下がるじゃないですか。
変な人と絡んでるとか噂になって。』
嫌味を言いながら、腕を組んでこちらを見てきた。私はこんな地味な人にこんな視線が、と驚きながらも、聞かなきゃいけないことを聞くことにした。
「あ、えっと…あの、長澤さんの隣の席の不破 椿さんの事なんですけど…」
私が不機嫌そうな長澤さんに尋ねると、長澤さんはため息をついてから口を開いた。
『ああ… 期末テストにおける、不破椿ののことですか?』
確信したように首をかしげて聞いてきた。長澤さんの予想外の質問に、私も正直に答えた。
「えぇ、そうです。不破さんがなにか不審な行動などを、とっていましたか?」
聞きたかったことを直球で投げかけると、長澤さんはほんの一瞬笑ってから、
『なにかすごく視線を感じましたけど、それ以外は特に。
ただ気になったのは、その不破 椿さんが私と同率4位だったということなんです。』



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.800/img/book/genre1.png)