【完】ライト・アンサー 〜正義が正しい答えとは限らない〜


それで終わるかと思ったら、聖奈は私の顔を覗き込んで、

『なーに?華、なんかあったの?緊張してるとか?』

さすが、私の親友。私が今、思っていることがすべて相手というか、聖奈に伝わってしまった。

本当は言いたい気持ちでいっぱいだけど、これは言っちゃダメって言われてるし、今回は校長からの依頼だから尚更だね。

「別に!なんもないなんもない。大丈夫だよ?」

私がウソをついて流そうとすると、聖奈はシュンとしたようにして、言葉を発した。

『ねえ、華。私ってそんなに頼りないかな?なんか隠してるでしょ。』

疑いの眼をかけられた私は思わず、

「そんなことないよ!私はなにも隠していない!」

『ウソつかないでよ!分かるよ、そんなの!もういいよ!』

あぁ… ケンカしてしまった… 聖奈とはケンカなんてしたことがなかったのに…

今日はいいことないな… そう思いながら、教室に入った。