翌日、神崎さんが宣言通りくるのか心配しながら、学校に登校した。横から、花巻と智也が呑気にやってきた。
智也はいち早く私の様子のおかしいところに気づいた。
『おはよ。どうしたの?なんか不安?それとも緊張とかしてるの?』
優しく聞いてくる智也に一瞬、甘えようとした私だったがそんなバカバカしいことをするのは辞めて、
「まあね。神崎さんくるかな〜、と思ってさ。まああんなに説得したし、条件に出された学年一位になることもちゃんと達成したし、あとは神崎さんの気持ち次第だね。」
私が自分に言い聞かせてると、花巻が横で、
『来なかったら、何回も何回も行ってやればいいだろ。そうしたら、必ずいつかは来るだろう。』
花巻の言葉で少し安心していると、聖奈がこちらに走ってきた。
『おっはー!!』
走って駆け寄ってきて私の近くにいた、花巻と智也だけではなく、このうるささに慣れている私さえもビックリしてしまった。
「おはよ。」
私は聖奈の声のボリュームに合わないぐらいの、控えめな声で返事をした。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.808/img/book/genre1.png)