「もう大丈夫でしょ?あなたの上にはあなた以外の人がいる。500点満点の二人の頭脳は脅威だ。神崎 乃愛をも超える。それはもう周りに広まっていること。あなたはまた対抗して戦えばいい。一位にならなくても、いいんじゃない?上には上がいれば、あなたがプレッシャーを感じることもないはずだよ?」
私は訴えかけるように、神崎さんに伝えた。
「あなたに求めているのは、天才の頭でもなく点数でもない。順位でもない。ただ一つ求めてるのは、あなたがまた帰ってくることだよ?だから、帰ってきて?お願い。」
そのあとに続いて、智也も話し始めた。
『戻ってあげたら?心のどこかではあなたも、帰りたかったんじゃない?』
私はニコッと笑いながら、手を差し出すと、神崎さんは俯きながら、私の手にパタンと手を置いた。
「明日、学校来てね?待っているから。」
私は彼女の手を握りしめて、その場を離れた。ドアのところで聞いていたであろう、神崎さんの母親に頭を下げると、母親は
『本当にありがとうございました。感謝してもしきれません。』



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.808/img/book/genre1.png)