【完】ライト・アンサー 〜正義が正しい答えとは限らない〜


『愚かな考えだな。お前が言ったその通りの方法で、俺らは500点満点の一位、金森は3位。俺ら三人で行った、勉強会の成果が上位三人独占したんですけど? 』

花巻がフッと笑いながら、鞄の中から三人の用紙を取り出して、神崎さんの前にある机に叩きつけた。

神崎さんはこの結果に驚いたのか、口をあんぐりと開けたまま立ち尽くしていた。


『友情マジ最高とまでは思ってないけど、それ以外は全部あなたが言っていたことの反対だよ。それに神崎さんだって、その紙を見て少しは動揺したんじゃないの?』


智也が追い打ちをかけるように、神崎さんに言った。私も続いて口を開いた。


「約束どおり私の仲間が、一位をとりましたよ。学校に戻ってきてください。あなたを待っている人がたくさんいます。」

語尾を優しくして、神崎さんに話しかけた。神崎さんに最初の人を見下したような顔はもうしてなかった。

むしろ神崎さんは返す言葉が見つからなくて、困っていたように見えた。