【完】ライト・アンサー 〜正義が正しい答えとは限らない〜


『アハハハハッ!
ほぇっ?っておもしろ!間抜けにもほどがある。ほらほら!智也って呼んでよ!智也って。』

煽るように私に言ってきたコイツに向かって、睨んでやると、首を傾げながら笑ってきた。

私は自分でこの小悪魔に勝つことはできないと判断して、しょうがなく呼んでやることにした。

「智也!!これでいい?」

嫌々言ったのにも関わらず、諸星はすごく喜んだ顔で、頭をポンポン撫でてきた。私は慌てて、

「なにっすんのよっ!諸星!」

そう言い返すと、諸星はさっきのにこにこした顔とは一転して、

『ふーん。これからもずっと呼び捨てにしないと、キスするよ?』

悪魔の顔でこちらを見てきて、私はそれに黙って従うしかなかった。

「分かったよ!分かったから、キスだけはしないで!智也!いいでしょ?
ファーストキスは好きな人って決めてるから!」

思わず、ここまで暴露してしまったことに自分で後悔してると、智也は

『いいこと聞いたな〜』

と笑いながらスキップで、戻っていった。