【完】ライト・アンサー 〜正義が正しい答えとは限らない〜


その瞬間、聖奈はシュンとしてしまって、

『いや…… 別に特別あるわけじゃないけど?』

その聖奈の答えに、私はガクンと肩を落とし、そのまま自分の席に着いた。


それからしばらくすると、先生がテストらしきものと一緒に、教室に入ってきた。

『おはようございます。今日はテストを返すので名前を呼ばれた人は、5枚組の用紙を前にきて受け取ってください。』

総合の点数順に呼ばれるため、いつも私はしばらくのんびりしてた。

『花巻飛鳥〜、おめでとう。
諸星智也、おめでとう。
金森 華〜。おーい。かーなーもーりー はーなー!』

私の名前が前の方から聞こえることに、やっと気づいて慌てて、

「はっ!はい!!」

私はそう答えて前に出て行くと、少し怒った口調になりながら、

『さっきから呼んでるぞ。』

と言われてしまった。

そんなことより、重要なのはテストの点数だ。ホッチキスで留めてあった5枚の髪を一枚ずつめくっていく。