『ねえ!いい加減さ!下の名前で呼ぼうよ!あとさ、なんで僕と飛鳥だけなの?三人って言われたんだから、金森さんもだよー。わかってるー?あと、そのための明日の勉強会だからしっかり勉強しようね。』
諸星にそう問いただされて、ああそうだなとも思った。でも学年一位を取るなんて絶対無理だし。宇宙に行ける確率よりも低いんじゃないかな、と私はおもう。
「下の名前で呼ぶっていうのはこないだ、花巻が嫌がってたじゃん。本当に勉強会するわけ?嘘かと思ってたわ」
私がハハッと笑っていたら、花巻が
『お前の期末テストの結果が悪いからやるんだよ。俺らだってやりたくてやってるんじゃないんだから嫌がるんじゃない。じゃあ、明日、ここにこい。すっぽかしたら校長報告だからな。』
校長というワードを出され脅された私は仕方なく〝はい〟としか返せなかった。
花巻に渡された小さな紙には、いかにも花巻が書き殴ったように住所が記されていた。私の乗らない気持ちが「はぁ…」とため息を呼んだ。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.808/img/book/genre1.png)