【完】ライト・アンサー 〜正義が正しい答えとは限らない〜


勝手に話を切り上げられておわりにされたことは、納得がいかないけど誰かが1位を取れば… 一位を取る… ?

無理無理!!無理に決まってんじゃん!何言ってるの!学年一位なんて頑張っても無理だよ!

そう心の中で思っていて、口に出そうとした言葉は一瞬にして花巻の言葉に遮られた。

『上等だよ。一位を中学にとったら戻ってこいよ。』

花巻は余裕そうにそう言い残すと、フッと笑ってポケットに手を突っ込んで部屋を出て行った。それについて行くようにして、諸星も部屋を去った。

私はいちおう神崎さんに、

「お邪魔しました。」

と一言言い残した。彼女からの返事は無いまま彼女の整理された理想の部屋を出た。神崎さんのお母さんにも頭を下げると、彼女は

『頼んだわよ』

とだけ言ってまたどこかへ行ってしまった。彼女には届かないだろう声だけど、一応返事をしておいた。

「もちろんです。」

それから私は誰にも何も言わずに、バカでかい門を出た。