勝手に話を切り上げられておわりにされたことは、納得がいかないけど誰かが1位を取れば… 一位を取る… ?
無理無理!!無理に決まってんじゃん!何言ってるの!学年一位なんて頑張っても無理だよ!
そう心の中で思っていて、口に出そうとした言葉は一瞬にして花巻の言葉に遮られた。
『上等だよ。一位を中学にとったら戻ってこいよ。』
花巻は余裕そうにそう言い残すと、フッと笑ってポケットに手を突っ込んで部屋を出て行った。それについて行くようにして、諸星も部屋を去った。
私はいちおう神崎さんに、
「お邪魔しました。」
と一言言い残した。彼女からの返事は無いまま彼女の整理された理想の部屋を出た。神崎さんのお母さんにも頭を下げると、彼女は
『頼んだわよ』
とだけ言ってまたどこかへ行ってしまった。彼女には届かないだろう声だけど、一応返事をしておいた。
「もちろんです。」
それから私は誰にも何も言わずに、バカでかい門を出た。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.808/img/book/genre1.png)