「うるっさーいな!もう!さっきから花巻はさぁー、私に恨みでもあるの?」
花巻の返事が返ってくる。
『恨みはない。ただ思ったことを述べただけだ。自分の悪口はすぐに聞こえてしまう、金森の耳は地獄耳も同然だろう。』
言い合っていた私たちの間に諸星が入ってきて、
『まあまあ。よし!じゃあ、気を取り直して神崎乃愛さんのお家訪ねてみますか。』
なんかうまく誤魔化された気がしたけど、もうさすがに面倒臭かったのでおとなしくやめることにした。
私は歩いている間、沈黙が訪れたのでなぜ、なにが原因で不登校なのかを。
神崎さんは天才だった。期末テストへ対する恐怖や不安も他の生徒と違ってないわけだし、なんたって天才の肩書きがある中で何が嫌なんだろう?
私なんて期末の度に、学校を辞めたくなるのに……
なんて考えていると、あっという間に大きい家が目に入った。
『はい、着いたよ。』



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.808/img/book/genre1.png)