【完】ライト・アンサー 〜正義が正しい答えとは限らない〜



いつもの空き教室に戻ると、花巻を中心に周りに集まるようして、2014年度の一学期の結果から順番に見ていた。


「すごい……」


三学期全て、神崎 乃愛が1位をキープしていた。今まで順位は公にされなかったから、授業中の態度などを見て天才と思っていたが、やはり神崎乃愛は天才と感じた。

『おっし、じゃあ俺がまとめるからちょっと黙って見てて。』

なんでいつの間にか一人称が、俺になってるの?確か挨拶の時は、僕だったような気がする…クラスの人たちには、猫かぶっていたってこと?

『はい。出来たぞー!』

その言葉を聞いて、花巻のノートを見た。

【神崎 乃愛のテスト結果

国-98,100,99
数-100,100,98
理-99,97,98
社-100,98,97
英-98,96,98

5科目-495,491,490

順位1位,1位,1位】

私は思わず声をあげてしまった。

「うわ、流石。90点後半しかない、綺麗なテスト。それなのに、私は…
23位、14位、16位、24位とかやばいね…」

『金森さんの結果もまとめてみれば?』

諸星の余計な一言のせいで、花巻が結果を見始めた。次々に記されていく数字に私は絶望した。