というより、いつも校長はこんなに明るくないし、ニコリともしないから会いに行くときは変な緊張感が生まれている。
『去年の3回分と今年の期末の結果を見に来ました。失礼します。』
諸星がそう告げると、棚の前にたちギィィィーの音と共に、棚が開き目的のものを探し始めた。
【2013年度 3学期 期末テスト結果】
てことはこのへんかな?
【2014年度 1学期 期末テスト結果】
【2014年度 2学期 期末テスト結果】
【2014年度 3学期 期末テスト結果】
諸星がファイルを手でなぞりながら、探していて2014年度のところで手を止めた。
「これだね!よし!資料も見つかったし、帰ろう!」
私はさっさと帰りたい気持ちを隠しきれなかったが、諸星も空気をよんでくれて
『そうだね、帰ろっか!
校長先生、ありがとうございましたー!』
諸星の校長にも、誰にでも明るいところは尊敬する。私が今度は一番後ろだったから、校長室の扉を閉じた。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.807/img/book/genre1.png)