彼らの熱い視線に私は負けて、頷くことしかできなかった。
「んーーー…… 分かったよ… すぐ終わるでしょ… 」
うちの学校は、期末テストの結果は全て校長室に保管されているらしい。たまに校長室を訪れると、結果を眺めていたりもする。私が校長室に行くことを決意すると、
『おし、じゃあ決まりだな。いくぞ。』
私がそう決めるとすぐに、足早にその場を去っていった。片手に入るほどしか行ったことがない校長室に私は向かっているんだ。
コンコン
『失礼しまーす。
問題撲滅委員会から来ました。花巻と諸星と金森です。』
私は少し不安だった。本当にこんなことで入れるのだろうかと緊張していた。だが私の不安は校長のこの返事でかき消された。
『どうぞ。』
その声を合図に、先頭の花巻が校長室にはふさわしい重いドアを開けると、校長が大きく茶色いテーブルを前にある黒に近い椅子に座っていた。
校長は手元にあった資料から目を離し、こちらに目を向けると驚いたように、
『ああ、君たちか。先日のイジメの件も解決したのは君たちだったんだろ?活動開始早々、お手柄だったな!これからも頼んだぞ。』
少し期待されていて私は安心した。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.807/img/book/genre1.png)