無理やり授業に出されたことと、点数が悪かったことに不機嫌になりながらも、花巻の推理どおり上原くんと山橋くんが、本庄さんを屋上に呼び出したのを見て、私は先回りしておくことにした。
私は彼らが第一ドアから入ってくることを予想して、第二ドアの前で隠れていることにした。すると私の予想通り、第一ドアから3人が入ってきた。
本庄さんは余裕そうに笑いながら、
『ふふっ。なーに?屋上なんかに呼び出して。まさか私のこと殺すつもり?』
余裕そうな笑みを浮かべている本庄さんに、2人も余裕そうに
『そうだと言ったら?お前は逃げるか?』
上原くんは本庄さんにそう問いかけた。私なら絶対に逃げる。本庄さんの性格ならきっと本庄さんもそうだろう。例えあんなことがあったとしても。
でも本庄さんの口からは、私の予想した答えとは違う答えが返ってきた。
『いいわよ。お望み通り、ここで死んであげるわよ。こんな人生必要ないわ。』
えっ?絶対本庄さんなら対抗すると思ったのに… でもあんなことがあったらそうも言いたくなるよね。
『ほぉ。るき、こいつ面白いじゃん。自ら死ぬなんて。』
山橋くんも笑いながら話していた。上原くんも納得したように、
『まあ罪悪感を感じ続けることが、耐えられないのだろう。お望み通り、あの世で罪を償ってください。』
そう言って、本庄さんを屋上の端のところまで追い詰めていった。
早く来なさいよ!花巻!



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.805/img/book/genre1.png)