そのあとの授業は作戦の事で頭が真っ白だった。『失敗したらどうしよう』そのことしか考えていなかった。
途中、先生に呼ばれて『問題を解け』と言われた時は焦ったけど、なんとか正解できて説教だけは免れた。
それより納得いかないのは花巻と諸星!あの二人は授業を受けずに、準備をしに行ったそうだ。私も行くと言ったら、
『金森は頭が悪いから、ちゃんと授業に出ろ』
と口をそろえて言ったこと。まあさ?確かに、あなたたちには勝てませんけど、私だってそんなに頭、悪くないんだよ?
ただいま、休み時間の前の授業。あと15分ほどで終わる。このタイミングで先生は、
『じゃあ今日の授業までのをまとめた、小テストを行うぞー。』
いやいや!全然できない!やばいやばい!テスト中、私は悩みながら適当に埋めていった。
「うぅぅぅ…… 分からん…」
そんなことを10秒に一度言っていると、いつの間にかにテストは終わっていて、隣の子と交換して丸付けをしていた。
「はい。おめでと。10点満点だよ。」
私が褒めてあげると向こうは遠慮しがちに、こちらへテストを返してきた。
4/10
オーマイガー!いつも7点くらいだったのにいきなり下がっちゃった…
花巻
諸星
私を授業に出したのは間違いだよ。余計に悪くなってしまったのだからね。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.805/img/book/genre1.png)