「こんな魂が抜けた教室にいる必要はない。」
私は誰にも聞こえないようにボソッと呟き、花巻と諸星が待っている空き教室へと向かった。約束をすっぽかしたらどうなるか分からないね。
私が、空き教室のドアをガラガラと開けると、諸星はその音に反応してこちらを見ると、化け物を見るような顔で驚いた。私は思わず、
「え…… なに。」
『いや!本当に来てくれたなぁ、と思ってさ?来てくれないと思ったからね!』
私、そんなに酷くはないよ?
この天使顔でそんなことを言ってくるから、私はムカついてわざと、
「あの教室死んでたからね。てか、そんなこと言うなら私帰るよ?」
そう脅して後ろを向くと、諸星は
『あー!ごめんごめん!ほらほら座って座って!飛鳥早く!』
そう言われ、諸星に無理やり座らされた。
『はぁ… 茶番は終わったか?早くしてくれ。』
相変わらずこいつは!普通女子にはもうちょっと優しくするもんじゃないの?そんな言葉も心に留めておいたのは、花巻がもう全てのことを解決したっぽかったから。
『これから1年前のこと、今回のこと全てを説明。そしてどう解決するかを説明する。』
「やっぱね」
予想的中。なんか自信満々そうな顔してたからね。ポーカーフェイスのくせにね。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.805/img/book/genre1.png)