別に私がいつも漫画のキャラクターように、遅刻ギリギリ、滑り込みセーフなわけではないけど、ああでも言わないと、あの空間からは抜け出せそうになかったと思ったから。
あの二人は運動神経がよかったから、走ることだけは辞めなかった。家から学校まで、1、2キロくらいの距離が理由で私は、自転車を持ってない。徒歩で行くのは疲れないのだが、走ることになると疲れる。
学校の近くまで行くと、聖奈がいたのが見えた。
「おーい…… はあ… はあ… 聖奈ー!!おっはー!はあ…… はあ」
私が大声をあげると、聖奈はこちらを見て目が合った瞬間、ギョッとしてすぐにこちらにやってきた。
『どうしたのー!?
華、いつも徒歩でもっと遅くくるじゃん!何かあったの?』
「いや…… 実はさ…」
そうして私は全て話すと、聖奈は驚いていた。
『本当にー!?あのイケメンがそんなことするとはね…』
いやいや… するんですよ… 聖奈さん



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.805/img/book/genre1.png)