「ふぁぁぁーー。眠い…… 起きないとー…」
朝はすごく苦手だけど目をこすって無理やり起きて、ご飯を作ることにした。結構あの委員会は、責任重大だから遅刻なんてした時にはもうどうなるか分からない。
適当に目玉焼きを焼いて、マヨネーズをかけて食べた。早めに食べ終わらせ、制服に着替えて髪の毛をセットしてドアを開けると、目の前に顔がふたつあって、思わず後ろに倒れこんでしまった。
「えーーっっっっっ!?なんでー!?花巻!!諸星!!変態コンビだーー!?」
私は絶叫しながら後ろに逃げようとしたが、諸星くんの細い手によって、簡単に捕らえられてしまった。花巻に至っては、こちらに興味も示してない様子。そのままスマホに目を通しながら、
『てか智也。なんでこいつに、俺ら変態って呼ばれてんの?』
うぅぅ…… 言っちゃダメだよ!恥ずかしいですから勘弁してください。諸星はニヤッと笑う、いやほくそ笑んでから
『飛鳥。昨日のことじゃなーい?僕らがシ・タ・コ・ト』
そう言ってウインクすると、花巻も『ああ』と察して笑った。その空気に私は耐えられなくなって、
「学校行きますよー。遅刻しますよー!私はお先に〜。」
手をヒラッと振って、アパートの階段を降りて、走って行った。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.805/img/book/genre1.png)