しばらく壁に寄りかかって、立ちつくしていた。このままいてもダメだと思い、一度深呼吸をしてから、私は傷だらけの体を無理やり起こし、足を引きずって歩き始めた。
靴を履くために下駄箱に向かった。靴を足に入れる際にしゃがむと傷口が痛んだ。我慢もできそうになく私は辛さに耐え切れず、その場に座り込んだ。
「ハァ…… ハァ……… だ…れか…」
息がしづらくなりながらも、誰かに助けを呼んでみた。でも誰もいるはずがなく、そこに倒れこみ瞼を閉じた。目を閉じる寸前に、誰かがやってきたと思ったが、誰かわかる前に私の瞼が閉じてしまった。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.801/img/book/genre1.png)