「続けますね?それで三組では去年の体育祭を機に、本庄真子が林崎カイをいじめていたことが分かりました。
その後、いじめに耐え切れなかった林崎は屋上から飛び降りて自殺したらしい。当時の教師は、別の出入り口から逃げただけとか言って、悪あがきしていたらしいが、結局畑で発見されたらしいです。」
説明し終わると花巻くんは、厳しい顔つきで私に聞いてきた。
『教師が隠蔽しようとしていたってことか?』
「はい、そうなりますね。運ばれた病院にも
空を観察していた際に誤って落ちた
と説明していたらしいですし。」
私がそう答えると、花巻くんはボソッとなにかを呟いたが私に耳に届くほどのはっきりとした声ではなかった。
「まあ、とにかく!その後林崎くんは、何とか一命を取り留めたらしいが、昏睡状態でたとえ目を覚ましても、自慢の足はもう使えないと言われたらしいです。」
そう言うと、諸星くんが手を挙げて聞いてきた。
『自慢の足ってなに?』
そっか… この人たちには言ってなかったよね。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.801/img/book/genre1.png)