【完】ライト・アンサー 〜正義が正しい答えとは限らない〜


『幸い、一命を取り留めた。でも、昏睡状態でいつ目を覚ますかわからない。目を覚ましても、陸上でいつも通り走ることは出来ない。足に大怪我を負ってしまったから。』

学年一早かった、カイくんはもう走れないの?そんな……

『いつ目を覚ますか分からない。そう言われた時、学年のほぼ全員がお見舞いに来た。
でも、真子だけは来なかったんだよ。カイを自殺に追い込んだのは、間違いなく真子なのに。』


「なんで本庄さんは、そこまでして?」

私は思わず口に出てしまっていた。でもなぜそこまで、と思った。本庄さんはカイくんに、何か恨みでも?

『それは俺らも分からない。』

そっか……

そうだよね…

「ありがとう!小崎くん。参考になったよ!」

お礼を言ってそこから立ち去ろうとすると、小崎くんに私は呼び止められた。

「はい。なんですか?」