『証拠もないのに偉そうに、そんなこと言っちゃってさー。
そんな事いうなら、私がやったっていう証拠を持ってこいって話。
いくら問題撲滅委員会だって、今回は少し強引すぎじゃない?』
そういって、不破さんは私を見下したかのように、右手の人差し指を私の唇に当ててきた。
「証拠なら『まーさーか』」
私の言葉を遮って入ってきた不破さんは、口角を上げて笑みを浮かべた。
『あなたたちが言う証拠って、同率4位だから、何てことは言わないよね?いい加減認めた方がいいんじゃないの?だって決定的証拠がないんだもん。
ねっ?偽装だらけの問題撲滅委員会さん。』
ドスンッ
『答案用紙が何よりの証拠になるんじゃねーのか?』
強烈な衝撃音と共に聞こえたのは、花巻の声。そして、私を驚かせるには十分すぎる光景がそこにはあった。
「えっ?せっ、聖奈?なんでここに?」
驚きの声を上げると、手のひらを頭に当てて、テヘッという声は出ていないけど、伝わってきた。
その隣で花巻は追い打ちをかけようとしていた。
『なぁ、そうだろ?



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.795/img/book/genre1.png)