食べ終わったと同時に、陸上選手のような速さで下にある洗面所に向かった。今の速さは多分、ウサインボルトといい勝負だと思う。
「ふうぅ〜…… とれたとれた。」
水で入念に洗ってからさらに、かけてあるタオルに手を擦りつけた。
潔癖症とまではいかないが、それでも汚いものはもう大嫌いだ。というか、すごく綺麗好きだ。
「ふんふふーん」
鼻歌を歌いながら、スキップで上まで上がってベッドにダイブした。そして、いつも通り、眠りにつこうとした。
が、
いつまでたっても、眠気は襲ってこず、むしろ私の目は開いていくばかりだ。
そりゃそうだ。最後の決戦が明日まで迫っているというんだから。
最後くらいちゃんとしないとっていう、プレッシャーが私の睡眠時間を減らしている。
そう。
この問題というか、事件をもって、私は問題撲滅委員会を抜ける。
私にはやはり無理だった。そう痛感させられたからだ。
今までの、イジメやカンニングなどは、手がかりがいくつもあった。だから私は、いや、私たちは解決できた。
だけど、今回はなにもない。だから無理なんだ。



![【完】[短編]君の隣には彼がいるけど僕の上には君しかいない。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.797/img/book/genre1.png)