あたしはゆっくりと立ち上がり、彼の元に近づいた。

触っても触れられる。
別に透き通ってもない。
足もある。影がないだけ。
普通に話してる。

だけど、、

「、、冷たい、、本物、、?っ、、」

そしてあたしは、混乱からフラついた。
だけど、それは彼によって支えられた。

「おいって!無理に立ち上がんなよ。」
「ぁっ、、ご、ごめんなさい。ありがとう。でも、、」

そして、あたしは支えられながら近くの椅子に座った。

「でも、ユーレイって、、触れるし、足あるし、しゃべってるし、、第一見えてるし。」

あたしの頭は混乱中。

「全部、偏見だって。ただ、見えるか見えないか。感じることができるかできないか。」
「じゃあ、図書室でいろいろあったって話は、、、あなたの仕業、、?」
「まぁ、、1人って以外と退屈なんだよ。腹だって減るし。」
「えっ⁉︎お腹減るの⁉︎」

絶対嘘。減るわけないじゃん。
幽霊なのに!

「減んだって。」