「ちーか。おっはよー。」
と、あたしの肩を叩きながらきたボブヘアの女の子は中学からの親友、佐々木舞友(ささきまゆ)。
「おはよー。、、でも、うるさい。」
そう迷惑がったのはあたし、石波智香(いしなみちか)。
2人とも3ヶ月前に高校に入学してきたばかりの高校一年生。
7月にも入り朝でも日が差して暑さを感じる。
そして、今日は特別暑く感じる。
「ねぇ、昨日の返事。どうしたの?」
「へ?」
自分の顔を手で扇ぎながら暑そうにあたしに聞いてくる舞友。
「いや、“へ?” じゃなくて!昨日どうせ先輩から呼び出しくらったのって告白でしょ?」
また、大きい声出して!
「だからうるさいって。、、まぁ、そうだったけど断ったよ。」
耳を両手で塞ぎながら答えた。
舞友は、ふくれっ面になりながら肩を落とした。
