あーぁ。好き。


「ふ〜ん。」

壁に寄りかかりながら話す彼。

「、、ここに1人でいて、、怖くない?」
「幽霊なのに怖いも怖くないもねぇよ。」
「あっ、、そっか。」

フハッと笑った彼。
以外とかわいい一面があるらしい。
、、てっきり無愛想かと思った。

「いつからここにいるの?」
「う〜ん、わかんねぇ。ただ、人と話したのは初めてだな。」
「あたしが?、、でも、なんか嬉しくない。」
「なんだよ、それ。」

幽霊が話した相手があたしが初めてって。
なんか微妙だよね。

「、、名前、なんていうの?」
「覚えてない。」

やっぱり、彼と話してると違和感なさすぎて人間と話してるみたい。

「そっか。、、あたしは、石波智香。、、一応ね。」
「智香な。じゃあ、俺の呼び名もつけてよ。」
「えっ、、?あたしが?」

あぁって頷いた彼。
あたしは考えた。だけど、いいものが浮かばなくて。

「幽霊だから、幽霊の人ってことで“ユウト”は?」
「あ、いいじゃん。気に入ったかも。」
「良かった。」