届くなら





《私に関わってこないで!!!》

《…っ》

《もう、アンタとは終わったの!!!私に近づこうとしないでよ!》

《…ゆぅちゃ…》

《アンタなんか、大っ嫌い!!!》

《ま、待って!》


ゆぅちゃんは涙を流しながら去っていった。
私はその場に座ったまま


私、ゆぅちゃんになにかした?
したなら、謝るから…行かないでよ…


ピピピピッピピピピッ───


「…ん」


目覚まし時計が鳴り響くダンボールだらけの部屋。


朝か



起き上がって、お風呂に入って、顔を洗って、歯を磨いて、制服に着替えて、朝ごはんを食べる


ご飯を食べ終わってから、出る。


「行ってきます」

「行ってらっしゃい」



あ、そ〜いえば今日は自分の席が用意されてるんだよね

教室に入って机を確認しようとしたら


「…っ!」


ある人物とバッチリと目が合った




「…も、もしかして…」

「あ〜や〜ちゃ〜ん〜!!!」


その人の言葉を遮って私に抱きついてきた


「ゆ、友梨菜ちゃん」

「うふふ〜♪あ!神崎さん!昨日転校してきた雫華月彩心ちゃんだよ!」

「…彩」

「ゆぅちゃん…」

「2人とも知り合いなの?!」


彩ちゃんはここ来たばっかだよね?なんで知ってるの?!と私たちの関係を知らない友梨菜ちゃんは頭の上に?がチラホラ


「彩っ!!!」


私を見てニコッと笑窪(えくぼ)のある笑顔を見せた。


あ、昔と変わってないね


「優美ちゃ〜ん?」


その声にゆぅちゃんが私の後ろへ視線を向けるとハッと青ざめた


ん?どうしたのかな?


と私も後ろを向くと、金髪の双子とその後ろに取り巻きみたいな2人がいた


双子の方はハーフぽい…いや、ハーフだな。うん。なんか、オーラが…上品だ。
なんか、見たことあるような?


そんなこと考えてると、「どいて」っとあの時見たいに低い声で思いっきり私を押してきたゆぅちゃん


「っ、ゆぅちゃん?」

「あれ?もしかして、転入生って雫華月さんのこと?」


前髪を横に流しているハーフさんに聞かれた


「あの、なん…」

「いいから、行くよ」


なんで私の事知ってるんですか?


そう聞こうとしたけど、ゆぅちゃんの低い声によって遮られてしまった。


「ってことでバイバ〜イ」と前髪をアップにしているハーフさんが手を振りながら、ゆぅちゃんを先頭4人は教室から出ていってしまった。