キミコイイロ。

ただなんとなく外に出たくなった



僕はカメラを持って



近くの河川敷まできた



「再び名誉を回復すれば私など捨てて日本に戻られるのですか?私をどうか見捨てないで…」



「日向?」



「あ、光」



「舞台の練習?」



「うん、まだ言ってなかったね。舞姫のヒロインのエリスを演じることになったんだ」



「よかったね!おめでとう!」



「ありがとう」



「絶対観に行くから」



「うん、待ってる」



「…ねぇ、写真撮っていい?」



「え、恥ずかしいって…」



「練習続けて。…綺麗だよ。日向」



一生懸命自主練習に励む日向は



とても綺麗だった