明日、晴れるとしたら



「そっか・・・そうだったんだ。良かったぁ〜・・・」
嬉しそうに微笑んだ彼を見て

「っ/////」
不覚にもキュンってしたぞ!キュンって!

「あの、ありがとう。これすごく大事なんだ・・・。良かったら名前教えてくれない?」

「え・・・あ、東堂真理です。」

「東堂さんか〜。俺、柊慎也(ひいらぎしんや)です。2-Bだよ。」

え・・・2-Bって、

「隣だね、私2-Aなの。」
柊くんと隣のクラスだと分かりすこし嬉しくなった。

「じゃあ、東堂さんまたね!指輪ありがとう!」

彼はそう言うと足速に去っていった。

「・・・真理って呼んでほしいな・・・。」
何気なく呟いてしまった。

「えっ!やだ!それじゃまるで柊くんの事好きみたいじゃん!」



・・・違う。もしかしてもう好きになってたのかもしれない。