黒縁メガネで、目が隠れるくらいまで伸びた前髪のせいでちゃんと顔が見えない。
「こっちこそ、前を確認しなかったもの。お互い様ね。あなた大「すみません!急いでるので!!」・・・。」
謝罪してる途中に言葉を遮られ足速に去って行ってしまった・・・。
「真理・・・さっきの誰・・・?」
「私に聞かないでよ。分かるわけないでしょ。」
そのまま歩き始めようとした時何かがつま先にあたった。
「・・・指輪?」
「真理、何持ってるの?・・・指輪?さっきの人のかな?」
「そうだと思う。返しに行きたいけどクラスも名前も分からないし。後で担任にでも渡しておくわ。」
そんな2人が再会するのももう少し・・・
