明日、晴れるとしたら


ドキドキして赤くなった顔を隠すように

「ど・・・どうしたの?柊くん?」

「傘、無いんでしょ?こんな雨の中傘なしじゃ風邪引いちゃうよ。生憎、傘一つしかないから相合傘になっちゃうけどいいかな・・・?」

や・・・やばいよ・・・。柊くんと相合傘なんて・・・・・・。
嬉しすぎて絶対顔がキモいことになってると思う。

「あ、ありがとう。助かるよ。」

恥ずかしすぎて声が大きくだせない。

「どうぞ入って。家の方向どっち?」

私が指を指して「あっち。」と言うと、

「へぇ、偶然。俺もあっちなんだよ。」

と言った。



か・・・神様。グッジョブ!!!
小さくガッツポーズしながら歩きはじめた。