ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「おーい居たかー!」 「いいや、いない」 村の男達は日が落ちてもまだ森の中にいた。 これだけ探していないのだから、もう鬼は何処かへ行ってしまったのかもしれない 帰ろうか。 そんな言葉がぽつらぽつらと聞こえてきた時だった。 「おーい、ちょっと来てくれ」 1人の男が集合をかける 「こりゃ酷い……。鬼にやられたか」 「だろうな。可哀想に」 岩の陰。 二つのかたまりが赤く染まって横たわっていた。