愛の詩

美緒を少しいじろうと決める。
顔を赤くして俺を睨む美緒の口を塞ぐ。最初は啄むようなキス。そしてどんどん深くしていく。オレが舌を美緒の僅かに開いた口に滑り込ませる。すると美緒が甘い声を出して鳴き始めた。
興奮する俺は美緒の逃げる舌を追い自分の舌と絡める。
美緒が苦しそうに空気を求めるけど俺は追い詰めるように更に絡める。自分の唾液を美緒に流し込むと受け入れて飲み込む美緒。
すると今まで自分で座っていた美緒がぐったり俺に体重をかけて凭れた。
そんな俺はニヤリと口角を上げ美緒から顔を離した。
美緒が一瞬の寂しそうな顔をした時はこのままベットに押し倒したいと衝動が出た。
でも自分を必死に抑え美緒を見る。すると、息を整えながら俺を睨んでいる。
そんな顔しても俺を煽るだけだと心の中で思い、「続きはもう少し待ってやる。」そう言い美緒を胸の中に収めた。
美緒が俺の胸の中で微睡んでいるのを見ているとチャイムの音が響いた。
時計を見ると2時ちょうどで虎だと確信する。
僅かに目を開いている美緒を抱き上げてソファにかかっているコートを美緒にかける。頭を撫でると気持ち良さそうに美緒は目を閉じた。
美緒の額に軽くキスを落として玄関を開ける。外に立ってるのはやはり虎で。