たわいのない話をしながら屋上から病室へと戻る道のりを歩く。


その間、悠真はやっぱりいつも通りで。


私のこと、聞いてないのかなって思う。


聞いてて、いつも通りならそれはそれでいいけれど、少し複雑な気分。


私は悠真にとってその程度の存在なのかなって思うから。


悠真のことだから、私が態度を変えて欲しくないのはわかってると思う。


でも、やっぱり少し寂しいんだ。


ねぇ、悠真。


私はあなたの中で、大切な存在になれているかな?