「ほらっ! 優志見ろ!」 そう言って広大はスタンドに目を向けた。 オレもつられて視線を向けた。 「…えっ…?」 オレは思わずつぶやいた。 視線の先には、あやちゃんがいた。 普段は結んでいる髪を下ろして、オレたちの方を見ていた。 「オレが、あやちゃんに頼んだんだ。 たけが頑張るから、きっと見てほしいと思ってるからって。」 そう言って広大がオレの肩をつかんだ。