「…うるせぇよ。」 そっけなく返事をしてオレは再びグランドに目を向けた。 今日は練習試合の日。 1年生の中で唯一ベンチ入りを許されたオレと広大は、バッターボックスに立つ先輩を眺めた。 3アウトになり、オレはグローブをとってグランドに向かおうとした。 「…優志!」 広大が、オレを名前で呼んだ。 目が、真剣だ。