『…』
無言が恐怖を掻き立てる。

『じゃあ…さっきのは誰だ?』

もしかすると、さっき退院したのでは?と皆考えているが、今の時間は朝の二時。

『鍵しろ鍵!!』
鍵をして健太郎が何故か持っていた札をドアに付けた。
『これで安心じゃないか?』
『…あぁ、多分』

コンコン…
-きた。どうする…
『ねぇ、お菓子持って来たわよ開けて』

『………』

『ねぇ、ねぇったら!開けて、開けなさい!開けろ!アケロアケロォォォォォォオオ!!』