ただ君だけを。



家の鍵を閉め最寄駅に向かう。





私が通い始める高校は、バカでもなくかといって頭がいいわけでもない普通の高校だ。







ただ知り合いがいないところに行きたかった私は、それほど勉強しなくても入れるそれなりに遠いその高校を選んだ。




駅に着くなり人の多さに驚く。







人が多いところは嫌いだ。






息がしづらくなる。





毎日これが続くと思うと耐えられないかもしれない。






〇〇駅〜



到着と同時に押された体。




同じ制服を着た人たちが、私をどんどん抜かしせかせかと歩いていく。