未来郵便 〜15年越しのラブレター〜

◇◇

「ホント、私のことわかってないんだから」


15年前、葉山から貰った手紙を一通一通読み返していく。

懐かしくて笑っちゃうのもあれば、15年も経ってるのに胸がドキドキするのもあって、かれこれ1時間は経過していた。


「困るわけないじゃん。すっごく嬉しかったんだよ……バカ葉山」


すっかり常温になった缶ビールをグイッと飲み干してベッドに寝転がる。


この手紙が来た時、すぐにでも何かしらの対処してたら私達の関係は変わったかもしれないのに。

当時の私は簡単に考えていた。

こんなことで終わりを迎えることになるなんて思ってもいなかったんだ。


手紙を折り直して缶に入れる。

テーブルの上に出ているのは、残り二通。


どっちが今読んでた手紙の次に届いたものなのか、開かなくてもわかる。

私はルーズリーフの切れ端に書かれた小さな手紙を手に取った。



◇◇