14歳〜白くも黒くもなれるギリギリの年齢〜

各クラスの出しものも終わり、最後は民謡を踊るだけだった。


いつメンで一緒に踊ろう、と約束していたのだが、気づいたら健ちゃんがいなくなっていた。

「あれ?健ちゃんどこ行ったんだろうねー」と話している間に、始まってしまい、

とりあえず健ちゃんのいない5人で踊った。

民謡が終わって、部屋に戻れ〜と点呼がかかってから、ようやく健ちゃんが戻ってきた。


「健ちゃんどこ行ってたのー?」と七瀬が聞くと、

健ちゃんはあっけらかんとした顔で、

「けんぞーずで集まって踊ってたー」と言った。

すると、七瀬は

「‥なにそれ‥

‥七瀬は‥いつメンで踊れること楽しみにしてたのに‥」と絞り出すような声で言った。


七瀬を見てびっくりした。


目から涙を一粒流していたから。



‥えっ!?!

‥そんな泣くことか‥?!


七瀬がなんで泣いてるのか、正直よく分からなくて、今なにが起きているのかも、事態を飲み込めなかった。