14歳〜白くも黒くもなれるギリギリの年齢〜

私たちのクラスの出しものは比較的早い順番で回ってきた。

始まる位置に立つと、いろんな人の名前を呼ぶ声が聞こえた。


特に健ちゃんの名前を呼ぶ声がたくさん聞こえて、

やっぱり健ちゃんって友達が多いんだな、と改めて感じた。


もちろん中1のとき地味で、友達も少なかった私には名前を呼んでくれるような人もいなくて、

みんなの名前を呼ぶ声が大きくなって、最後の方はなんて言ってるのかも聞こえなくなったのは、正直ありがたかった。


あれだけ練習したのが嘘かのように、あっという間に終わった。


そして、他のクラスを眺める番になり、けんぞーずの、梨々香ちゃんと健ちゃんの彼女の夏海ちゃんは同じクラスで、

一緒に当時流行っていたCMのパロディをやっていた。


2人が出てきた瞬間に「梨々香〜!」「夏海〜!」と大声でいろんな人が名前を呼んでいるのを聞いて、


健ちゃんや、梨々香ちゃん、夏海ちゃんは、私とは生きている世界が違うような感じがして、


健ちゃんが遠く感じて、少しさびしくなった。